震災によって100万人の大失業が現実化しようとしています。ハローワークでは、連日1000人近くが列をなしています。200人以上が集められて行われる再就職あっせんの説明会では、「いま、ハローワークにきている求人の9割は非正規です。正規職にこだわるなら、再就職は困難です」と冒頭から言われます。まさに「9割非正規化」(95年日経連プロジェクト報告)そのものが、被災地で始まっています。
一方、こんな求人票がありました。
書かれてある内容は、
①
就業場所:福島第一・第二原発他(他県の原発への出張あり)
仕事内容:原子力発電所内における施工管理業務
②
就業場所:Jヴィレッジ
仕事内容:廃棄物処理作業(発電所内から出る廃棄物処理、焼却設備内の作業)
③
就業場所:福島第一原子力発電所
職種:臨時現場作業員
仕事内容:福島第一原発の復旧作業(溶剤の補助やがれきの撤去)
備考:住居は自己確保。放射線管理手帳があれば尚可
大阪では、ウソの内容で求人を出して、原発での作業に従事させていたことが問題になりましたが、ここまであからさまにやるというのもすごいです。震災を口実にして解雇しておきながら、仕事は「非正規か原発労働」という、まさに新自由主義の行き着いた先です。
一部の資本家が金儲けしていくために労働者の命が削られる。こんな社会は全部おかしいのです。根っこから変える以外にありません。反原発の怒りを爆発させ、6・5国鉄大集会から社会を変革する大運動を開始しましょう!
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