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原発とめろ! 震災解雇を許さない! すべての労働者に仕事と生活を保障しろ!
現地救援対策本部
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[TEL/FAX] 022-276-1871

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郡山でも250人がデモに集まったそうです。


次は6・19フクシマ大行動!
 

政府・東電を1万人の怒りの声で包囲しよう!
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フクシマ1万人の大デモを!


政府・東電に怒りの声をたたきつけよう!



 福島第一原発の事故は、日を追うごとに深刻さを増し、危機的な状況が続いています。1号機はメルトダウンした核燃料が圧力容器の底から溶け出し、格納容器も損傷していたことが明らかになりました。2号機、3号機も同様の状況です。すさまじい量の放射能が大量の水とともに建屋の内外に流れ出し、半径20キロ圏内は立ち入りを禁止され、6万人の住民に避難が強制されています。
 「種もみに罪はないのに」と田植えをあきらめた農家。命よりも大事に育ててきた牛に「忘れないでね」と涙を流して別れを告げ、殺処分に出す酪農家。福島市内の学校の校庭では、大量の放射能が検出され、運動会や部活動ができずにいる子どもたち。
 文部科学省は、エアコンもない教室で、窓を閉めきって授業をしろと通達を出しながら、「ただちに健康に影響はない」と無責任なコメントを繰り返しています。こんな状況にしたのは一体誰の責任だ!

 人類と核は絶対に共存できません。私たちの生活、そして何よりも子どもたちの未来を守るために、世界中のすべての原発と核兵器をただちに廃絶しなければなりません。
 利益最優先という資本主義が、核兵器と原発を生み出しました。国鉄(現JR)の分割・民営化で新自由主義の突破口を開いた中曽根政権は、原発建設を国策として推進してきました。労働運動の後退とともに、「効率性・金儲け」だけを求めて外注化、非正規職化が激しく進み、安全対策は「ムダ」とされてきました。その結果は、JR尼崎事故と原発事故を見れば一目瞭然です。
 そもそも原発は、多くの非正規の青年労働者に被曝による犠牲を強制することなしには成り立ちませんでした。現在もまともな安全対策もとられないまま、過酷な労働条件のもとで、事故をとめるために若者が動員され、ついには死亡者まで出ています。政府・電力会社と一体となって原発を推進してきた労働組合(連合や労連)の責任は重大です。
 原発をつくるのも、動かすのも、そしてとめることができるのも労働者です。労働組合が本来の姿を取り戻すことが、原発をとめることができる唯一の可能性です。これこそ、フクシマを繰り返さない道です。

 大震災によって、多くの田畑や漁港が津波にのまれ、原発事故による放射能被害はフクシマだけでなく、東日本全体の農漁業を壊滅の危機に追い込んでいます。さらに、100万人とも言われる労働者が失業においこまれています。
 政府と東電は事故の責任をとれ! 家も仕事も田畑も、すべてを元に戻せ! 労働者の団結とすべての人びとの連帯こそが未来を開く力です。
 「放射能に未来を奪われてたまるか!」「すべての原発をいますぐ停止し、廃炉にしよう!」という大運動を、フクシマから全国・全世界に広げていきましょう。一緒に声を上げましょう!

★どなたでもご参加いただけます

★楽器、プラカード、組合・団体旗、むしろ旗、大漁旗も大歓迎!

★賛同と、運営カンパをお願いします。

  賛同メッセージ→ikinukutatakai★gmail.com  ※★を@に変更してください 

  カンパ→三菱東京UFJ銀行・仙台支店 普通0226731 谷和司(タニカズシ)
 今日は次の三句。

 生活の匂いを消した放射能 (5/22福島民友掲載)

 泣きながら避難する人見て涙 (5/22福島民友掲載)

 勉強会などと暢気な永田町 (5/22福島民友掲載)


 続いて5/22福島民友に掲載された30代主婦(郡山在住)の方の声をします。

除去した表土は責任者引き取れ

 福島第一原発事故の影響で放射線量が野外活動の制限基準を超えた校庭の表土を削る作業を郡山市が先立って行いました。県内にも広がりを見せ、同様の作業に取り組む自治体も出てきました。
 除去した土の処理ですが、方法が定まらず1ヵ所に集めてシートを被せておき、子どもたちが近づかないようにしたり、穴を掘って削り取った表土を埋めるといった方法を取るところもあるようです。
 たとえ埋めても地中に放射線量の高い土が残ることには変わりません。また、表土を削ってもまた放射性物質が降下してきたらまた数値が高くなってしまいます。
 除去した表土はドラム缶などに詰めて、事故を起こし、放射性物質を放出させた側へ引き取らせるべきです。基準を上回るような放射線が検出された土を埋めることに対してはどこの土地であっても反対の声が上がると思います。
 子どもたちの未来には水も土もきれいなふるさとに戻してあげたいと願っています。
救援対策本部ニュース第34号 2011.4.29

 以下からダウンロードできます。A4サイズです。

 
仙台ハローワークに失業者の群れ メーデーに反失業の闘いを!

 仙台市役所動労千葉を支援する会
 現地救援対策本部   田村昌也
 
 「ありえへん数ですわー」・・・
 きさくな関西なまりにちょっと面食らって、左肩の腕章を見ると『大阪労働局 応援職員』の文字。
 4月25日、雇用保険を申請するために仙台ハローワークに行くと、窓口応対してくれた職員さんは大阪からの応援だった。大阪からは10名が来仙しているそうだ。
 「ありえへん数」とは、雇用保険の受給申請者のことだ。仙台ハローワークが所在するのは仙台駅東口近くのビル。エレベーターの扉が開くと、失業者の群れだった。人ごみを押しのけて降り出たものの、受付待ちの行列が約50メートルの廊下を一周して、どこが最後尾なのか分からない。まるで満員電車・・・酸素が薄い。午前9時半に到着したのに、受付番号は640番。申請手続きまで5時間待ちだった。
 職員さんによると、毎年4月は雇用保険の申請者で混雑するが、それと比べても5~6倍の多さだという。そのうち、自宅待機などになっている休業者の特例申請が3~4割を占めているらしい。「これからもっと増えるんと違いますか」とのこと。
 本当に異様な光景だ。
 
 受給手続きの案内は、15名1グループの説明会方式。10分ほどで説明会が終わり帰ろうとすると、一人の女性が担当職員と問答している。
 女性「3月11日以降のお給料が支払われていないんです。休業補償はもらえるんですか?」
 職員「会社からの書類では退職したことになっていますが・・・、休業なんですか?」
 話がかみ合わないまま、帰ろうとする女性。「ちょっと待って」と声をかけた。
 女性の話をよく聞いてみると、3月11日から自宅待機になり、休業期間中の賃金が未払いのまま3月末に解雇されたとのこと。職員は「休業中、失業中、どっちなのか?」という問題意識で対応していたため、話がかみ合わなかったのだ。さらに話を聞いてみると、職場は仙台市の公共施設で、市からの委託をうけて施設内の清掃業務を行っていた。地震で施設が大きな被害を受け、市からの業務契約は打ち切り、同時に解雇されたのだ。
 「労働組合はないんですか?」の問いには、「さあ、見かけないけどねえ・・・」。
 こうして多くの仲間が解雇や賃金未払いとされながらも、労働組合からは一顧だにされずに、路頭に放り出されているのだ。
 連合の「メーデー自粛」と原発擁護は本当に許しがたい。今こそ反失業・反原発メーデーが全労働者に必要だ。原発を進めてきたのも、被災地労働者を切り捨てているのも、どちらも菅政権であり資本家連中だ。敵は完全にひとつなのだ。
 
 ラジオからは「石巻市臨時職員募集のお知らせです。業務内容は瓦礫の撤去作業。時給750円、一日4時間のお仕事です。被災された方が対象で・・・」と流れてくる。思わず「そんなので飯を食えるかよ!」と吐き捨ててしまう。
 
 労働者全体が国鉄1047名と同じ失業問題に直面する中で、私たちが反失業の闘う旗を打ち立てることが決定的だ。
 5・1メーデーを被災地で、そして全国で荒々しく闘おう!


海外からの連帯・支援の声

<韓国>
 韓国からも数多くの仲間からメール・電話などが寄せられている。キムスンホ サイバー労働大学代表は地震の翌日、ただちにDC会館に電話をよこし組合員の安否を尋ねてきた。そして、動労千葉の声明をただちにサイバー大学のサイトに掲載した。

●ノミョンウ ソウル本部首席副本部長

 大変に大きな災害にあってもしっかりと立ち上がって不道徳な政権と政府に幻滅を感じてもう一度民衆の団結とどっしりとした労働者たちがきっぱりと立ち上がり闘争の手綱を握らなければなりません。
 津波と地震は自然災害と見ることもできますが、東京電力の原発の放射線露出事故は資本と政権の民営化政策の無知に始まる明白の予定された人災です。これによって消防署職員らを始めとする労働者らの命をかけなければならない胸が詰まる現実があまりにも嘆かわしいです。東京電力社長が6ヶ月前に「どんな災害が来てもそれに対する対策がちゃんとできており心配ない」と発表する内容を見て、どうして資本と権力は国民を欺瞞し愚弄する行いをためらうことなくやってのけるのかと胸が塞がります。
 今日、午前の会議をしながらパクヒョソン部長から日本現地の同志たちの現況報告を受けました。何をどのようにどんな方法で支援すべきか考えているところで、良い意見を下されば本部の力量のかぎり実行するよういたします。また会う日までお元気で。

●イジェヨン 前民主労総ソウル本部長

 動労千葉の声明書を読みました。(略)声明書の内容は全くだと思います。
 今回の大災害は前から政府も知っていながらこのようなとてつもない災害に準備をしてこなかった資本と政府の無能に始まる一つの惨劇だと見られます。加えて今回の大地震によって数多くの民衆が命を失い悲しみに沈んでいるのですから。
 今は資本はこの大災害を克服するための手段の方法として労働者の大きな犠牲を強要するだろうと思います。いつもそうしてきたように、当然にも民衆が苦痛を互いに分け合い、構造調整をとおして国家が生き延びなければならないという詭弁を並べると思います。だから動労千葉が出した声明書のように労働者が立たなければなりません。そして団結して資本と無能政府を糾弾して闘争で労働者の暮らしを守っていかなければならないと思います。ここに居る私もまた同志たちと共に闘争に立とうと思います。また何かありましたらお知らせくださることをお願いし、ご健勝を祈ります。

●キムギウォンさん(公務員労組マポ区支部)

 DC会館がある千葉市でも工場が燃えるなどの被害があったと言い、動労千葉は大丈夫だろうかと心配していたのですが、ちょうどその時メールが来ました。メールには大丈夫だという言及が無かったのですが、大きな被害を受けなかったようで安心することができるようです。
 がんばってください。そして絶対あきらめないことを願います。韓国で皆さんのために祈ります。皆さんを愛しています。
 もう一度言います…がんばってください。日本の同志たち。

(「日刊動労千葉」より)
救援対策本部ニュース第33号 2011.4.28

 以下からダウンロードできます。A4サイズです。

 
仙台・全逓労働者H.Sさんからの報告

★地震当日の出来事と仲間の行動

 3月11日、あの大地震の時僕は郵便配達をしていた。相当長い揺れでタンスなどがひっくり返っている家もあり、信号も機能せず私は「ただごとじゃない」と思い即座に帰局した。
 帰局してから、5時を過ぎても帰って来ない仲間が二人いる事に気づく。後々聞いてみたら「全部配達を終わらせてから帰局した。」との事。「「真面目なんだなあ」と笑い話みたいな雰囲気になっていたが「ちょっとまて」と思う。もしこれが沿岸沿いを配達している地域だったら少なくともこの二人はこの場にいなかった。地震が起きた時のマニュアルなどは普段からミーティングなどで学んでいたがそれよりも「郵便を持ち戻るのは駄目だ。怒られる。」などの普段仕事で染みついた強迫観念が、あの非常事態にもかかわらず「全部配達してから帰る」等の行為に及ばせてたのだと思う。
 かけがえのない職場の仲間を失う所だった。僕は憤りを感じる。

★無関心という名の「人災」

 テレビで色々報道されている事もあり、職場でも原発の話になる事はある。ただ残念ながらそんなに議論が進まないのが現状だ。「原発なくなったら電気足りなくなり今の生活ができないじゃん」・・・せいぜいそんなレベルだ。
 その人にとって「フクシマ」とは遠い国の出来事なのだろうか。すぐお隣の県であれだけ住民が苦しんでいるのに、そこまでして「今までの電気の水準」を維持したいのだろうか。おそらくこういった「無関心」「自分本意」な方々に支えられて原発は増設されていったのだろう。
 今のこの時期が原発反対の声をあげる最も重要な時期だ。皆でもっと真剣にこの事について議論するべきだと思う。
 

海外からの連帯・支援の声

4/13ドイツの第2回国際環境協議会準備連絡会から動労千葉への連帯メッセージ

 友人のみなさん 第2回国際環境協議会準備連絡会のメンバーは、あなた方の闘争に連帯することを表明します。全世界の原子力発電所を直ちに停止するために、ともに世界規模で闘いましょう!
 われわれは原発に反対する日本の4人の活動家の逮捕とあなた方の運動に対する日本政府の弾圧に強く抗議することを宣言します。
 われわれは、日本の労働者の闘いと環境運動との広範な連帯を組織するための活動を拡充していくことを宣言します。
 われわれは、ルール地方で2011年10月8日~9日に開催される第2回国際環境協議会に参加し、またそのための準備作業に参加されるよう、あなた方を招待します。…(略)われわれは、多くの国の環境闘争の主要な問題に取り組む活動家を招待し、経験を交流し、連携と協力を組織したいと思います。われわれには、あなたがたの経験と提案も必要です。ドイツの反原発の大衆運動にとっても、またすべての国際的な参加者にとってもあなた方とこの会合で出会うことが非常に重要です!
 気候変動ではなく、体制変革を! われわれの地球を核汚染・化学汚染から守れ!
 環境と人類を守る強力な国際運動をともに建設しよう!
 協力していくためのあなた方の提案について、そして第2回国際環境協議会に参加するためにあなた方が必要なものについてお知らせください。
 もっとも暖かい挨拶をもって
 連絡会を代表して
 ギュンター・ビテル博士
(「日刊動労千葉」より) 
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